三菱東京UFJ カードローンに興味があります。申し込んでみようかと思っているのですが、本審査ではねられたケースってあるのでしょうか。できれば教えてください。私は30代の独身で派遣社員をしています。年収は250万円です。

他社借り入れの件数や過去のトラブルではねられることが多いのです

三菱東京UFJ銀行のカードローンには「バンクイック」と「マイカード プラス」がありますよね。どちらも似たような申し込み条件で、審査も必要です。ネットなどから仮審査を受けることができます。仮審査といっても、申し込みを正式にした結果、審査に入るかどうかが振り分けられるわけですから、申し込みが通れば本審査に入ると考えていいでしょう。

この段階で在籍確認の電話も終わっています。職場か自宅に申し込み内容が正しく記載されていることを確認するために電話がいきます。銀行名または担当者名で電話をかけて、確認するだけで、申し込み内容などを会社の人や家族に話すことは絶対にありません。
（⇒カードローン審査で仕事場に連絡されないためには）

申し込み内容の記載に不備がなく、在籍確認もできたら、本審査になります。本審査ではあなたの過去の借り入れ実績など信用情報を照会したり、収入などから判断して限度額がどこまで設定できるかを検討します。

本審査で落ちるケースの多くは、信用情報で問題が生じます。たとえば他社での借り入れ実績が、申込書類に記載されていた以上に発見されたり、過去に信用情報に残るような返済に関するトラブル（延滞、未払いなど）が発生している場合です。

このほか、信用情報がない場合でも審査が通らないケースがあります。実家に長く同居していて、クレジットカードの利用実績もなく、携帯電話などをローンで購入していないといったケースです。

あまりにも実績のない人が、いまなぜ新たにカードローンを申し込んできたのでしょうか。それは借りる必要が出来たからですが、その目的は銀行が期待しているものではないかもしれません。

カードローンは通常の銀行のローン（住宅ローン、マイカーローンなど）に比べると金利も高いので、借りる人は本来、もっと低い金利のローンを利用したいはずです。それがあえて高い金利のカードローンを申し込んできたのはなぜでしょうか。実家に住んでいるのなら、必要なら家族からお金を借りればいいのではないか。実家に蓄えはないのか。いろいろ考えてしまいますよね。

もちろん、審査はもっとシステマチックで「こういう条件のときはこう」とだいたい決まっていますから、このような個人的な発想で審査するわけではありません。ただ、「こういうケースは返済でもめる可能性がありそう」ということが統計的、経験的に数値化されていますので、それを喩えてわかりやすくお伝えすると、このような素朴な疑問となるのです。

金利の高いカードローンの本来の利用方法は、「突然、必要になったとき」に現金を貸して、それを短期間に返済してもらう。理想としては翌月返済してもらうことです。長期のローンなら金利の低い資金を借りるのが基本だからです（現実にはそんな便利なものはないのですが）。

長期の返済になることを警戒しますし、雪だるま式に多重債務になっていくことも警戒しますので、少しでも危険性がある場合は「残念ながらご希望に添えません」となるのです。