個人で会社を立ち上げています。少人数でやっているので大した会社ではないのですが、一応、個人事業主というやつです。数人とはいえ、社員を抱えている身なので、資金面のやり繰りになどお金関係には慎重です。今のところ立ち上げ当初に借入したことしかないのですが、最近トラブルがあったときに利用できるようカードローンの契約をしておいたほうがいいんじゃないかという話が上がっています。

でも、個人事業主だとこうしたローンの審査には通りにくいですよね。個人事業主がカードローン審査に通りにくいのはどうしてなのでしょうか？

個人事業主は信頼を得づらいから審査に通りにくい！

カードローン審査で必要なのは何かご存知でしょうか。それは「信頼」です。申込者が信頼できる人だと判断できるとカードローンの契約が行えるようになるわけです。そうなると、何をもとに信頼されるのかが重要になってきますよね。

カードローン審査で判断する信頼は、その人がちゃんと返済できるかということに重点がおかれます。当たり前ですが、カードローン側としては返済されないことが一番困るわけです。カードローンじゃなくても知人や友人に対してお金を貸すという行為は、その人を返してくれる人だと信頼するからこそできることですよね。はじめから返ってこないと思って貸す人はそんなにいないと思います。カードローンもこれと同じなわけです。

知人や友人の場合は、人柄やこれまの付き合いがあって信頼できる人かどうかを判断できますが、カードローンの場合は残念ながら人柄も過去の付き合いもありませんよね。そうなると、判断材料となるのは、目に見える数値だけになります。その数値が、たとえば収入であったり、過去の借入状況であったりするわけですね。利用条件にある「安定した収入」というのは、信頼するための1つの物差しなわけです。

さて、するとどうして個人事業主の方がこうした信頼を得ることが難しいかという話に戻りましょう。個人事業主の方でも多く稼いでる方は実際にいらっしゃいます。返済に困ることがないと判断されるべき人は多いわけですが、カードローン側としては「安定した」が証明できないと信頼ができないわけです。

個人事業主の方が一番不利になるのは、この「安定した」という部分になります。正規雇用の方と異なり、個人事業主の方は月々の収入が変動することが多いですよね。そうなるとカードローン側としては「安定した」とは言い難いわけです。安定していないといつ返済ができなくなるかわからない＝信頼ができない、に繋がってくるわけですね。

また、個人事業主の方は生活と会社が直結していることが多く、どちらかが傾いてしまうと、片方にも影響が出てしまうことがあります。そういった事情も「安定した」と見なされない要因になっているわけです。

このように個人事業主の方が審査に通りにくいのは、安定を証明しづらく、信頼が得にくいからです。だからといって、必ず審査に通らないというわけではありません。審査時に通常より多くの書類を提出するのも安定している・順調であることを証明するためです。手間や労力はどうしてもかかってしまいますが、信頼してもらえるよう働きかけていきましょう。

【参考ページはこちら】
様々な金融機関から自分に合うカードローンを選ぶには