アイフルのカードローンを見るとリボルビングが2種類あるように見えます。これはどういうことでしょうか。
アイフルのカードローンには「キャッシングローン」、「わんポチッと」、「ファーストプレミアム・カードローン」そして「レディースアイフル」などの種類があります。この中で1番メジャーなカードローンと言えば、「キャッシングローン」ということになります。利用限度額500万円、実質年利4.5%?18.0%という設計になっており、大型で低金利のカードローンだということができます。
アイフルのホームページにはキャッシング利用と計画的な返済のために返済シミュレーションが用意されています。このサービスを利用することで利用金額、貸付利率、支払サイクルから毎月の返済金額を簡単に計算することができます。現在のキャッシングローンでは返済方式に借入後残高スライド元利定額リボルビング方式が採用されており、シミュレーションではこちらの方式を選択することになります。
元金定率リボルビング方式という方式が選択可能になっていますが、この方式では、期間の支払利息と元金に対する支払額の合計が支払になる方式であり、途中で追加キャッシングなどを行なって元金が変動しなければ、元金定額リボルビング返済方式と大体同じことになります。ただ、この方式のデメリットとして支払開始時には毎月の支払額が高くなってしまう傾向があるのです。
借入後残高スライド元利定額リボルビング方式は、元金定率リボルビング方式の不便を解消する返済方式として採用されており、支払開始から終了までの毎回の支払が一定になりますので、支払の計画が立てやすいものになっています。アイフルのシミュレーションでは、平成23年9月4日以降の契約は借入後残高スライド元利定額リボルビングを採用することになっているのです。
ですから、現在カードローンを申込み、あるいは更新しているユーザーであれば2つの返済方式のどちらかで悩む必要はなく、借入後残高スライド元利定額リボルビング方式で返済することになっていると考えれば問題ありません。返済が微妙に違ってくる要件として知っておく必要があるのは、支払サイクルの設定でしょう。この2つを一緒に考えることはできません。
35日サイクルとは1回の返済支払が完了した日から、次の返済期日まで35日を空けて返済を繰り返すという方式です。毎月の約定日払いと比べると返済に必要な回数が長くなる傾向があります。このためアイフルでは35日サイクル制の毎回返済額を高めに設定しているのです。例えば10万円のキャッシングに対して、サイクル制であれば毎回5,000円、約定日制では4,000円ということになります。
試しに35日サイクル制を採用して10万円を18.0%でキャッシングする例をシミュレーションすると、毎回5,000円の支払で支払回数は25回になり、総支払い利息は23,709円になります。このキャッシングを毎月の約定日払いで再計算すれば、毎月の支払が4,000円ですが、支払回数は32回で、そう支払利息は26,260円になってしまうのです。
総支払い利息で比較すると毎月の約定日払いの方が不利になってしまうのがわかります。ではどのようにすると良いかと言えば、返済開始直後の数回頑張って余分に返済を繰り返すことが効果的です。例えば約定払いを選択して毎月5,000円の返済を続けると、支払回数24回で総支払い利息は19,429円にまで圧縮されます。キャッシング利用の際は、返済方式を理解して、この繰り上げ返済を上手く利用して賢く利用したいものですね。
【参考ページはこちら】
消費者金融と銀行系のカードローン、それぞれの良さを教えて
アイフルのカードローンでは返済方式としてリボルビング方式が採用されています。なぜこの方式が採用されているのでしょうか。実は、この方式がカードローンにもっとも適しているからです。では、リボルビング方式とはどういったものなのでしょうか。
一般的なローンでは、契約をした時点で、月々どれくらい返済をするのかを決定します。元金の返済と利息の支払いの金額を定めて、それにしたがって返済をしていきます。一つだけのローンで借り入れをしようと思ったときには、このようにして契約をすることで不便を感じる事はありません。
カードローンでは、一度だけではなくて何度も借り入れをすることがあります。何度も借りることができるから便利なのですが、借り入れをする度に契約を結ぶのは面倒ですし、それぞれを別のローンとして返済していくのも大変です。リボルビング方式を選んでおけば、複数の借り入れをするときでも返済しやすいというメリットがあります。
リボルビング方式では、借入残高に応じて返済金額が決まります。ですから、まだ完済していない状態で残高があったとしても、さらに借り入れをすることができます。新たに借り入れをしても残高が増えるだけで、増えた残高に応じて返済金額が決まります。ですから、返済金額を計算しやすく、計算しやすいことが金融機関にとっても借り入れをする人にとってもメリットとなります。そのためにアイフルが採用しているのです。
残高によって返済金額が決まりますから、うまく使っていくためには残高を把握しておくのが良いです。どれくらいまでなら借りても返済を続けていくことができるのかを把握しておけば、返済できなくなってしまう事態を防ぐことができるでしょう。例えば、借入金額が50万円なら月々の返済金額は月々13,000円くらいになります。これくらいなら問題なく返済できるだろうと判断すれば、50万円以上借りないように注意しておけば良いのです。