ずっと目をつけていたホンダの車をとうとう手に入れました。「ホンダ買ったよ。ホンダクレジットの5年分割払いだけどね」と友達に自慢したら、「カードローンで買ったんだね」といわれました。カードをもらったわけではないので「えっ」と思いました。ホンダクレジットというのはカードローンの1種なのですか?
ホンダクレジットは、ホンダの自動車を購入した人が分割払いするために用意された自動車ローンです。いわゆるカードローンとは違います。カードローンというのは、銀行や消費者金融や信販系金融機関が発行したカードを利用した資金貸し付けのことです。あらかじめ、いくらまで使えるかが利用限度額として決まっていて、そこまでであれば、いつでも繰り返し借りることができるローンです。
カードローンには、利用目的の決まった目的ローンと、利用目的が自由なフリーローンがありますが、単にカードローンというと、フリーローンのカードローンのことを指す場合が多いようです。カードローンとしては利用目的フリーのもののほうが圧倒的に多いためです。
始めの審査に通ってしまいさえすれば、利用限度額まで何度でも無審査で借りられるのがカードローンのメリットですが、ホンダの自動車の分割払いに使うのは、あまり適しているとはいえません。適していないというのは言い過ぎかもしれませんが、ホンダクレジットにくらべるとデメリットが目立ちます。
ホンダクレジットはホンダの車の購入という目的のはっきりしたローンなので、利用目的フリーのカードローンにくらべると、審査に通りやすいですし、なんといっても金利が低いです。ホンダクレジットの金利は超低金利といって差し支えありません。しかも、ディーラーで車を買うときにいっしょに契約できてしまいます。ホンダの車の分割払いには、やはりホンダクレジットを使うのが良いです。
ただし、ホンダクレジットで超低金利が適用されるのは、ホンダの車種すべてではないので注意が必要です。ホンダクレジットの超低金利が適用されない車種を購入する場合は、カードローンで分割購入したほうが得になることもあります。この場合には、フリーのカードローンよりも、目的の決まったカードローンを選択したほうが金利が安くなりますし、審査にも通りやすいです。
少し余談が過ぎてしまいましたが、とにかく、ホンダクレジットは自動車ローンであって、カードローンではありません。でも、ホンダクレジットのクレジットという言葉の語感からカードローンを連想してしまうというのは、ありがちな気もします。それだけ、カードローンというものが、社会に浸透しているということですね。
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自分に合ったカードローン会社の探し方を教えて!
日本でクレジットカードを利用する場合には、クレジットカード発行会社に加入することになります。クレジットカードは後払いでるため、支払い能力が求められるため加入するさいには審査を受ける必要があります。またカードローン機能も利用できるものもあり、それなりの信用力が必要とされます。そのため条件に見合わず審査が通らないためクレジットカードが作れないという人も多くいます。しかし、クレジットカード発行会社によっては、その審査基準が異なるため場合によっては、発行会社を変えることにより通ることがあります。(こちらもご参考にどうぞ→カードローンの審査基準に関するオススメ記事)
現在、日本では信販会社自身が発行するもののほか、銀行が発行する銀行系、企業が発行するメーカー系、また小売業者などが発行する流通系、鉄道会社などが発行する交通系、ガソリンスタンドなどが発行する石油系などがあります。信販会社が発行するものを除けば、いずれも自社が発行しているポイントカードなどにクレジットカード機能を付与した形になります。
信販会社や銀行など金融を専らとする会社が発行する場合には審査が厳しい傾向にあり、一方でポイントカードに付与するタイプや物品販売のサービスとしてクレジット機能を提供しているメーカー系や流通系、交通系などは、審査が通りやすいとされます。特に自動車販売店などが提供しているクレジットカードは、さまざまなサービスも受けられるためメリットが多くあります。
例えばホンダのCカードでは、ホンダが提供する各種サービスを受けることができますし、クレジットカード機能があるものはポイントを貯めることができ、またETCカードとしても使うことができます。もちろん提携しているクレジットカードのカードローンも審査が通れば利用することができます。
Cカードでのポイントの貯め方はホンダ販売店で車両購入やメンテナンスを利用したさいの支払い、ETCカード機能を使って有料道路の料金、またカード加盟店での買い物などです。これら貯めたポイントは、現金で受け取ることもできますしEdyにポイントをチャージすることも可能です。