万一の出費に備えてローンカードを持とうと思っています。両親は保守的というか、カードに偏見を持っていて反対するのですが、ちゃんと話せば理解してくれると思います。わたしは栃木っ子なので、とちぎんのカードにするつもりです。栃木はいいところです。なんといってもトチオトメがあります。わたしの実家もイチゴ農家で、トチオトメを育てています。世界遺産日光東照宮も栃木ですよ。

栃木の人間ですから、とちぎんのローン審査では、そこを考慮してくれるものと期待してます。でも、いざカードローンの審査を申込もうとしたときに、急に不安になってきました。もし審査に落ちたらはずかしいと、躊躇しています。とちぎんのカードローン審査に通る条件がわかれば安心できそうな気がするのですが、教えて頂けませんか？

カードローン審査では年収や収入の安定性などが重視されます

栃木在住なので地元のとちぎんを利用したいという気持ち、よくわかります。わたしも栃木に住んでいたことがあります。良いところですね。とちぎんは、地元の人を特別に考えてくれます。ですから、とちぎんのカードローンは、とちぎんの営業区域に住んでいる方か、勤務先が営業区域内でなければ、そもそも利用できません。

ですが、審査の条件となると、これは他の金融機関と基本的には変わりありません。いくら栃木に生まれ育ったからといって、それで審査が通るわけではありません。これは仕方ありませんよね。ちゃんとした金融活動をするためには、ちゃんとした審査がどうしても必要になるものです。とちぎんのカードローンの審査は、とちぎんの中で完結しません。実際には、外部の保証機関が主な審査を行います。

では、カードローンの審査に通る条件は何かというと、充分な年収があることと、その収入が安定していることと、大きすぎる債務をかかえていないこと、が主なところです。まずは、年収です。カードの利用限度額の３倍以上の年収があれば、審査に通る可能性は高くなります。

とちぎんは銀行なので総量規制の対象ではなく、利用限度額の３倍未満の年収でも可能性がないわけではないのですが、これを目安と考えて申込む利用限度額を決めるのが良いです。ちなみに、総量規制というのは、消費者金融系や信販系の金融機関を対象とした改正貸金業法の中の規制で、年収の３分の１を超える貸付を制限するものです。銀行は対象外ですが、それでも、利用限度額に対して十分な年収がなければ、審査には通りません。

収入の安定性も、カードローンの審査では重視されます。勤務先の社会的信用に問題がなく、勤続年数も充分あれば、審査に通りやすくなります。一般的に自営業の場合は、この収入の安定性が低いとみなされがちですが、たとえば、長く続けている農家で実際の収入も安定していて保険等も万全であれば大丈夫です。むしろ収入の安定性が高いと評価されるのではないでしょうか。
（⇒カードローンを利用しやすい職業ってあるの？）

債務状況も重視される項目です。年収が充分あって、収入の安定性に問題がなくても、もし、既に多額の債務を抱えていれば、審査に通るのはむずかしくなります。現在の債務が無くても、もし、過去に金融事故を起こしていれば、これも審査に落ちる原因になります。金融事故というのは、自己破産で債務免除を受けたり、借金の返済で遅延を繰り返したりすることです。

栃木在住のかたで、充分な年収があり、それが安定していて、債務状況にも問題がなければ、とちぎんのカードローンの審査には通る可能性が高いといえます。

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