団信を利用するために審査を受けるんですけど、この審査にカードローン利用ってどの程度影響しますか。やっぱり借金というかお金を借りてるような状況であることが確かだから審査に不利になっちゃいますかね?
カードローンを利用するにあたっていろいろ考えているかと思うのだけれど、はっきり言ってしまえば団信の審査にカードローン利用の影響はゼロではないわよね。これは仕方がない事なの。カードローンは分かっていらっしゃる通り借金ということになるから、利用したら返済しなければいけないものよね。その借金がいくらあるのかということにもよるのだけれど、団信の申し込みを考えるという事は住宅ローンを申し込むという事よね。信用情報のチェックというのは避けられないことになるから、少しでも返済に対して不安があるという事になれば審査に多少の影響をしてくることは避けられないわ。
だけれど、必ず審査に通らないということでもないの。カードローンの利用が特に問題なく行われていて、限度額や利用金額もそこまで大きなものでなければ住宅ローンの返済にも影響ないという判断になる事もあるわ。ただ、これは審査をする側の判断だから必ず大丈夫、ともいうことは出来ない。カードローンを利用しているということは少なからず住宅ローン審査や団信審査において不利になることがある、影響があるということは確かという事なのです。
少しでも審査に対する不安、リスクを減らしたい、そう考えるのであればカードローンを解約するという方法もあるわね。ただ、カードローンを利用できなくなると困る、という事情もあるかもしれないから慎重に検討するようにしてくださいね。
【参考ページはこちら】
カードローンの利用は最高何社まで可能?
団信と言うのは、団体信用生命保険の略称です。この保険は、カードローン等のローンを組んだ人が、事故に遭って死亡してしまい、それ以上ローンの支払いをすることができなくなった場合等に備えて、金融機関が加入する保険です。
カードローンと言うのは、契約時に担保や保証人が必要なく、契約者の信用力だけでお金を貸す金融サービスです。そのため、契約者を審査して、元気であれば、きちんと返済してくれる人とだけ契約するような仕組みになっています。
けれども、一歩先のことは誰にもわかりません。例え大変元気な人と契約したとしても、突然交通事故に巻き込まれてなくなることもあります。けれども、カードローンは担保も保証人もありませんから、そのようなときには、貸したお金は返ってこないことになります。
事故と言うのは、それほど高い確率で遭うものでもありませんが、契約者に限っては絶対に遭わないと言うものでもありません。等しく均等に、誰でも遭遇する確率を持っているものです。そこで、万が一契約者が事故に遭ったときの備えが必要となります。それが団信なのです。
ここで間違えてはいけないのは、団信に加入するのは金融機関だと言うことです。金融機関が、契約者が万一亡くなった場合に備えて、団信に加入するのです。そのため、カードローンを契約している契約者が気にする必要は殆どありません。
また、保証会社とも異なります。保証会社は、存命中の契約者が何らかの理由でカードローンの返済が滞ってしまった場合に、契約者に成り代わって、金融機関にお金を支払う会社です。勿論、そのあと、保証会社は支払った金額分を契約者に請求します。これに対して団信は、契約者がなくなった場合に、契約者が残した債務を一括して返済するための保険であり、契約者は勿論、残された家族などにも債務の支払いの義務はなくなります。
団体信用生命保険と言うのは、万が一の時のために金融機関が加入する保険ですから、これがあるから大丈夫などと考えずに、計画的に借り入れと返済を行うことが大切です。