30代会社員です。いまは大阪勤務ですが、勤務地が長崎になりそうです。赴任先の長崎銀行でもカードローンがあるようなので、いまから申し込めるのかなと思ったりしました。地元の銀行のローンはやっぱり地元中心ってことでしょうか?
長崎銀行のカードローンは「ながさきカードローン フィットスタイル」の名で知られています。仮審査の申し込みについては、インターネット・電話・FAXでできます。来店は不要です。そして、銀行か保証会社より、申し込みについての内容確認の電話が来ます。ただし正式な申し込みとなったときには、必ず一度は同行の本支店へ行かなければなりません。
長崎銀行の本店は長崎県長崎市栄町。いわゆる第二地銀と呼ばれる銀行で、歴史は古く1912年(大正元年)まで遡ります。長崎は江戸時代も海外に開かれていた交易の町ですから、商人も多く、金融も発達していました。その中では「無尽」と呼ばれる参加者でお互いにお金を融通しあう組合から同行ははじまっています。この点で、銀行ではありますが、地元密着、小口の融資に強みを発揮している存在と言えます。現在、西日本シティ銀行の関連会社となっています。
ながさきカードローン「フィットスタイル」を申し込めるのは、満20歳以上満69歳以下で、収入のある個人であれば、パート、アルバイト、配偶者に収入のある専業主婦、年金受給者もOKですが、学生はダメです。なおかつ、取引店の近くに住んでいるか勤めている人。保証会社の保証が受けられる人。この全条件を満たしていないと申し込めません。
10万円以上300万円以内で、10万円単位で借りることができます。金利は年14.5%の固定金利型です。なお保証会社は九州カード株式会社、九州総合信用株式会社、株式会社オリエントコーポレーション、SMBCコンシューマーファイナンス株式会社のいずれかになるとのこと。保証会社が4社もあるのは珍しいかもしれません。どこが引き受けてくれるのかは、申込時の条件などによるのでしょう。
仮審査がOKとなって正式申し込みをするときには、通帳とその届け印、本人確認書類が必要になります。また100万円を超える申込金額のときは所得を証明する書類も必要になります。ということで、長崎に赴任されてから、手続きをすることになります。
なお、長崎銀行にはもう1つカードローンがあります。ながさきカードローン「V-CLASS(ブイクラス)」というものです。より厳しい条件になりますが、金利などは優遇されています。
年齢は満20歳以上満55歳以下で、勤続2年以上、前年度税込年収400万円以上の給与取得者または会社代表者の人(個人事業主は不可)。会社代表者の場合、法人の直近の決算が2期連続黒字で繰越損失がなく、債務超過でないこと。取引店の近くに住んでいるか勤めていて保証会社の保証が受けられることが、申し込みの条件です。
もしあなたがこの条件にあてはまるなら、ぜひこちらを申し込むことをお勧めします。というのも、50万円以上300万円以内、10万円単位で借りる点では同じですが、金利がまったく違うのです。金利は同行の短期プライムレートに4.80%を加えたものとなります(変動金利)。ちなみに現在の短プラは年2.3%なので、2.3+4.8で7.1%です。検討してみる価値はあるでしょう。
【参考ページはこちら】
様々な金融機関の中から自分に合うカードローンを選ぶ方法
20代のうちは、転職を考える人も多いでしょう。もしあなたが独身であれば、転職に際しての問題はさほど多くはありません。しかし、もしあなたが既婚者であれば、転職を軽く考えるのはやめた方が良いでしょう。
結婚していると、独身のときよりもお金がかかっているのです。当然ですよね。二人分のお金、場合によっては子供の分も加わっているからです。生活費が単純に2倍かかっている、というわけではありません。生活費以外にも、税金や保険料などが2倍かかっているのです。その辺を考慮して、転職を考えるなら考えてみましょう。
もし転職するのであれば、現在の会社を辞めた翌日からでも、次の会社へ勤務できる状態を作っておくべきです。次の職場に入るまでに、数カ月間が空いてしまうと、場合によっては預貯金では足りないほどのお金がかかります。
健康保険料は、今までの2倍以上かかります。なぜだか分かりますか。今までは、保険料の半分を会社が負担していました。しかし、これからは全額自分で払わなければなりません。さらに、保険の種類が国保になるため、会社にいたころよりも通常は高めになるのです。そのため2倍以上になるのです。
また、住民税も昨年度の年収を基準に計算されて、速やかに割賦の紙が自宅に郵送されてきます。もちろん納付の期限も付いています。これらだけではありませんが、転職をする際に、次の会社までに間が空いてしまうと、色々な面でお金がかかってしまうのです。
もしそうした事態を避けられないのであれば、今の会社の在職中に、カードローンを契約しておくべきでしょう。カードローンとは、借り入れの限度額の範囲内なら、何度でも再契約なくお金をおろすことができる、といったものです。クレジットカードのキャッシング機能に似ています。退職後の余分な出費には、貯金を崩すよりもカードローンから借り入れをしておいたほうが、先々のことを考えると無難です。
カードローンは、三菱東京UFJなど大手銀行から出されているものもあれば、長崎銀行などの地方銀行から出されているものもあります。自分に一番合ったものを選んで、在職中に契約を済ませておきましょう。