銀行系カードローンって金利も低くて使いやすそうなんですけれども、これって総量規制が関係のない業者もあるんでしょうか?できれば大手のところで総量規制の関係がない銀行系カードローンがあればなぁと思うんですが。
まだまだ借り入れをしている人には知られていることでも一般的にはそこまで知られていないのがこの銀行系カードローンと総量規制のことでしょう。実は総量規制の対象外になっているのが銀行系カードローンで、大手であろうとも中小業者であろうとも、特に総量規制の対象外になっているので借り入れは気にしなくてもいいのです。
年収の3分の1以上貸出をしてくれることもあります。だいたいが年収の半分くらいを貸出上限に設定しているところが多いようです。また年収が全くないような専業主婦であっても使うことが出来るというのも、また1つ大きなメリットだと思います。逆に総量規制の対象になっているのは消費者金融なのです。
1つ気をつけておきたいのはこの業者は銀行系カードローンなのか消費者金融なのかということをちゃんとチェックしておくことです。銀行系カードローンと消費者金融の違いは貸金業者としての登録をしているかどうかにあります。貸金業者としての登録をしていて番号がある場合は消費者金融なので総量規制の対象になります。借入金額などに注意しましょう。
また大手の銀行には銀行系カードローンもあれば子会社に消費者金融を持っているところもあります。この時には消費者金融だと思って使ったら実は銀行系カードローンだったということもあれば、その逆もありえるので必ずどちらに属するものなのかをチェックしてから使いましょう。(こちらもご参考に→銀行系カードローンの借り入れ条件は厳しい?)借入の審査に関する厳しさも違いますし、間違って申込みをすると履歴に残ってしまうので注意です。
というように銀行系カードローンはすべて総量規制の対象外、ということをまずは知っておきましょう。そして対象外だったらどういうふうになるのか、大手の銀行系カードローンと子会社消費者金融があるという点に注意していれば問題はないかと思います。
【参考ページはこちら】
カードローン利用限度額は消費者金融も銀行系も変わらない?
総量規制を含む賃金業法は、2006年に成立し段階的に施行されてきました。そして2010年にすべての規制が施行されて、年収の三分の一以上の借り入れが出来なくなりました。これにより、多くの貸金業者が大きな影響を受けて、金利の引き下げやカードローン契約時の審査基準などの変更を余儀無くされました。
もちろん、クレジットカードでのキャッシングも対象となり、借り入れが年収の三分の一を超えると規制対象となって、貸金業者からの借り入れが不可能となります。その場合、一括返済をしなければならないという訳ではなく、決められた月々の返済額を払えば特に問題はありませんが、突然借り入れが出来なくなって困る事がないよう借り入れ金の総額は常に把握しておく事です。付け加えておくと、クレジットカードでのショッピングに関しては総量規制の対象外となります。商品などの購入に関しては貸金業法ではなく割賦販売法が適用されるからです。
そしてもう一点重要なことは、銀行系カードローンが総量規制の対象外であるということでしょう。あくまで規制対象となっているのは消費者金融会社や事業者金融会社、クレジットカード会社や信販業者等の貸金業者の事なので、銀行やゆうちょ銀行、農協などからの借り入れは対象外となります。ですので、これによって近年では銀行系のローン会社によるおまとめローンなどが契約者数を伸ばしています。
また、総量規制の例外として顧客が一方的に有利になる状況では規制の対象外となります。銀行系でない貸金業でもこのような条件付きであれば審査を通過出来る可能性があるといえます。しかし、あくまでも顧客に対して100%有利な条件に限定されますので、消費者金融でも大手でないと厳しいのが現実です。もちろん100%審査が通るわけだはありませんので、過度の期待は禁物です。 このように、法の改正にともなって色々な所に変化が出てきています。事前にしっかり調べておく事が大切です。
(⇒カードローンを利用する前には審査基準も事前にチェック!)