結婚6年目にして、憧れのマイホームを 決意しました。しかし、住宅ローンの審査を受けるにあたって、最も心配なのが他社からのローンです。よく銀行系カードローンを完済しないと、住宅ローンに通らないと聞くのですが、それは本当なのですか?
私は今、銀行系カードローン1社と消費者金融2社を契約していますが、消費者金融の2社は住宅ローンの審査に備えて完済しました。残っているのは銀行系カードローンの借入残高20万円のみです。こちらも完済しておいた方が良いのでしょうか?
これは銀行系のカードローンにも同じことが言えるのですが、基本的に銀行の行う審査(カードローンや住宅ローン、マイカーローン)は、他社の借入残高よりも、他社の融資限度額が重要視されます。例えば銀行系カードローン1社と消費者金融2社の融資限度額がそれぞれ100万円で、合計300万円だとします。この場合、銀行は借入残高よりも、融資限度額を審査の上で参考にする、という訳です。
つまり、実際の借入残高が20万円だろうが、たったの1万円だろうが、銀行の審査にはあまり関係がありません。融資限度額の合計を借入残高と見なしますので、「300万円の借入を受けている方が住宅ローンを受けようとしている」…こう認識されてしまうのです。
マイホームとなると、一生に一度あるかないかの高い買い物。絶対に住宅ローンの審査に合格したいのであれば、住宅ローンの審査を受ける前に銀行系カードローンの20万円を完済し、消費者金融2社も含めた全てのカードを解約してしまいましょう。
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銀行系カードローンの魅力ってどんなところ?
銀行系カードローンで借り入れをしていると、住宅ローンの審査では不利になると言われることが多く、申し込みをする前に完済をしておこうと考える人は多いようです。しかし、実際には換算しなくても組むことはできます。不利になることは事実なのですが、どれくらい不利になるのかを把握しておくことも必要でしょう。まずは正しい知識を身につけておくのが良いのです。
銀行系カードローンで借り入れをしたのなら、もちろんですが返済をしていかなければなりません。もしも返済が遅れたり、あるいは返済をせずにそのままにしていたりすると、住宅ローンに限らず他の審査でも不利になります。場合によっては審査には通らなくなることもありますから注意が必要です。
銀行系のカードローンだけではなくて、消費者金融や信販会社のカードローンで借り入れをした場合でも、返済が遅れたり返済をせずにそのままにしていたりすると、その情報は共有されますからやはり審査ではかなり不利になります。ですから、どこから借りた場合であっても、きちんと返済をすることは最低限の条件として必要なのです。
きちんと返済をしていれば審査では不利になることはありません。それどころか、住宅ローンを組んでいればカードローンの金利を引き下げてくれる銀行もあるくらいですから、両方から借り入れをすることは無理ではないのです。ただ、借り入れることのできる金額に制限が発生する事はありますから注意が必要です。
住宅ローンで借りる事のできる金額は、返済できる金額から逆算することが多いです。銀行系カードローンを組んでいれば、毎月返済をしていかなければなりませんから、住宅ローンの返済に充てることのできる資金は当然のことながら小さくなります。そのために、借りる事のできる金額も小さくなります。その結果、欲しい住宅を購入するだけの資金を調達できなくなることもあります。ですから、カードローンで借りすぎるのはよくありません。