今度、まとめてカードローン申込をしようと思っているのですが、複数契約中の銀行カードローン審査基準というのはどのような扱いになるのでしょうか?
今では、銀行やサラリーマン金融で同時申込をされている人が多いです。なので、質問者様のような疑問を持っている人も多いのですが、正確には「借入があるかどうか」が業者では重要となっています。これは、銀行やサラリーマン金融でも同じなので、どこで審査をされていても一緒だと思っておいてください。
また、複数契約中の銀行カードローン審査基準というものは存在しません。なので、複数で借りている状況であっても、「トラブルなし」となっているようであれば、新規カードローンについては組めるようになっているので問題がまったくなかったりもします。その代わり、借入件数と金額が一定数を超えるようになると、業者のほうでも対応が厳しくなるので注意しておいたほうがいいです。
例えば、銀行では「4件と100万円を超える」状況で審査が厳しくなり、サラリーマン金融では「5件と100万円を超える」状況で審査が厳しくなります。(こちらもご参考に→審査の甘いカードローンってあるの?)たったの1件しか差がないように感じるかも知れませんが、それでも銀行のほうが審査については厳しくなっています。また、4件を超えていても近々返済をされる状況なのを説明すると、銀行であっても新規カードローンが組めたりもしますので、4件イコール絶対に通過しないというわけではありません。
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銀行カードローンの審査基準はそれほど難しくはありません。そもそも、銀行系の金融機関が提供するサービスの中でも少額融資のサービスは非常に使いやすくなっています。銀行系のサービスすべてに関して銀行法が適用されるわけではありません。銀行の子会社には大手の消費者金融も含まれていますので、そうした金融機関にはまた別の法律が適用されるようになっているのです。
では、そうした消費者金融に適用される法律とはいったいどのようなものをいうのでしょうか。こうしたサービスのことを貸金業法といいます。実は、貸金業法は消費者金融が提供するサービスの審査基準になっているものなのです。すべての消費者金融がこの貸金業法に依存することになりますので、審査に対して対策を立てやすい傾向にあります。
(⇒カードローンの審査基準についてもっと詳しく)
銀行系列の会社であっても、貸金業者として少額融資を提供している会社はほぼ例外なく貸金業法が適用されるということを忘れてはいけません。そして、この法律の中でもっとも重要な法律が総量規制なのです。総量規制は融資の枠に関する規制なのですが、その枠の基準を年収としていますので、お金を借りるときには必ず年収が必要になります。これは少なくてもかまいません。(こちらもご参考に→年収によって借り入れできる金額が決まる?)
銀行法が適用される多額の融資が可能な銀行カードローンでは、基本的にこの総量規制が適用されません。そのため、この点において審査基準が異なるのです。少額融資の場合は総量規制によって安全性が担保されますので年収が必要になりますが審査は口頭の在籍確認で済ませることができます。しかし、銀行カードローンではそのようにはいきません。
また、多額の金銭を融資できる銀行カードローンの中でもおまとめローンなどは貸金業法の範囲でしかお金を借りることができなかったりと、銀行や銀行系の消費者金融が提供するカードローンでは一概にすべてのサービスを一つの法律でまとめることはできません。だからこそ、きちんと審査基準に関する違いを理解しなくてはいけないのです。