契約社員で働いている37歳の男性です。今度モビットでお金を借りようと考えています。何故かと言うと、来月引っ越しする予定なんですが、引っ越しにかかる費用をモビットで借りたいのです。
が、先日、職場仲間から「モビットのカードローン審査は厳しいらしいぞ…」って言われたんです。それを聞いたらモビットで借りようかどうしようか迷ってしまって…。ところで本当にモビットのカードローン審査は厳しいのでしょうか?教えてください。
そうですねえ~?!モビットに限らず、金融機関のカードローン審査の厳しめか甘めかについては、実のところ確かな事は言えないのです。なぜなら、どの金融機関もカードローン審査の基準を公表していないからです。そのことから「モビットの審査は甘い」とか「モビットの審査は厳しい」といった話しは、あくまでもモビットを利用した方の相対的な評価、あるいは感想でしかないのです。他方、一般論としては、銀行のカードローン審査は厳しめで、消費者金融の審査は甘めと言われています。
これについては信憑性は高いと言ってよいでしょう。そして、モビットは消費者金融なので、この意味から言えば、モビットの審査は甘めと言えるでしょう。では、モビットのカードローン審査では、どんな事を審査されるのでしょうか?まずモビットの審査で重視される事は、継続した一定の安定収入の有無です。そして、安定収入の無い無職や無収入の人はモビットの審査には通りません。他方、安定収入さえあれば、満20歳以上満65歳以下の成人ならアルバイトでもパートでも派遣社員でも契約社員でもモビットのカードローン審査に通ることは可能です。
次にモビットで重視されるのは、年収の3分の1まで借りているかどうかと言うことです。モビットは、総量規制の対象なので収入の3分の1までしか融資できません。それゆえ、すでに他社から収入の3分の1まで借りているかどうかを調べます。さらにモビットのカードローン審査で調べられるのは、過去の借り入れ返済履歴と金融事故の有無です。これに関しては、個人信用情報機関に与信をかけて調べます。過去に返済の遅延や滞納を繰り返したり、自己破産や任意整理等の債務整理で金融ブラックであるとモビットのカードローン審査に通るのは無理と考えてください。
以上の点に加えて、年齢・年収・勤め先・勤続年数・職業等の個人属性に関するスコアリング評価を加味します。このようにモビットのカードローン審査では、「安定収入」「借り入れ状況」「信用情報機関の与信情報」「個人属性」といった主に4つの観点を重視すると言うことです。
そして、この審査対象は他の消費者金融のカードローン審査における審査対象となんら変わらないのです。ゆえに、モビットのカードローン審査では、特別な審査対象は設けていないことから、特別に厳しい審査であるとは言えません。
そして、モビットのカードローン審査が甘いかについては、これら審査対象に対してどれくらい柔軟な姿勢で対応してくれるかによって決まると言ってよいのです。が、この点については先に指摘したように、モビット利用者の相対的な評価・感想なので「モビットの審査は甘い」とは確信をもって断言できないと言うことなのです。
消費者金融は審査が甘いと言われることが多いのですが、これは全体的な傾向ですから、それぞれを個別に見た場合には差があります。例えば、カードローン審査が厳しいモビットのような消費者金融もあります。モビットだけが厳しいのではなくて、大手はだいたい厳しいと考えておくのが良いでしょう。
ですから、審査が厳しくない消費者金融を探すためには、大手ではない会社を探せば良いのです。しかし、大手かどうか、さっぱり見当が付かないという人も多いのではないでしょうか。テレビCMをやっていれば大手だという人もいるようですが、中小の消費者金融の中にもテレビCMを行っているものもありますからあまり参考にはなりません。では、どうすれば良いのかと言いますと、会社の系列を見れば良いのです。
優良で規模の大きい消費者金融は、現在のところは大手の金融グループの傘下に入っています。つまり、銀行の子会社となっているのです。銀行の子会社なのかどうかについては、具体的には、株主構成を見ればすぐに分かります。
モビットの株主構成を見ると、SMBCコンシューマーファイナンスが100%出資していることが分かります。ですから、SMBCコンシューマーファイナンスの完全子会社だと分かります。SMBCコンシューマーファイナンスについて調べて見ると、これはプロミスを運営している会社で、三井住友フィナンシャルグループが100%出資していることが分かります。ですから、モビットは三井住友便講の系列だと言うことが分かるのです。
このようにしてたどっていくと、大手の消費者金融は、だいたいは銀行の傘下にある事がわかります。日本でトップに立つ銀行と言えばメガバンクと言われる銀行で、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行などがこれに相当します。(こちらもご参考に→三井住友銀行のカードローンが選ばれる理由とは)これらの傘下であれば、大手の消費者金融だと考えられます。それ以外なら中小の消費者金融だというように判断していく事ができるのです。