銀行のカードローンの審査はゆるいので、消費者金融よりも利便性に富んでいると聞きましたが、本当なのでしょうか。
銀行は、消費者金融よりも金利が低く、安心した借り入れを実現させているので、審査は厳しくなります。しかし総量規制の対象外になるので、消費者金融や信販会社と比べると、借り入れ限度額の規制(年収の3分の1以上の借り入れができない)がかからないというメリットがあります。通常ですと、50万円以上の借り入れ、もしくは他社からの借り入れが100万円以上ある時は、収入証明書の提出が義務付けられるのですが、銀行にはそれがないのです。
銀行の傘下に入っている消費者金融がありますが、銀行とは別の枠組みになるので、総量規制の対象になります。ただ即日審査・即日融資が可能で、365日・24時間申し込みできたり、無利息期間が最大180日というサービスもあり、銀行系の消費者金融はより身近な借り入れが可能になっています。
より柔軟な審査を希望する場合は、独立系の消費者金融がおすすめです。ただ金利は銀行系よりも3ポイント高いので、計画性のある借り入れが重要です。貸金業者のホームページには、5秒でできる仮審査ツールがあるので、自分の収入と借り入れ金額を入力して、借り入れの可否が確認できるので、試してみましょう。
(⇒カードローンの仮審査と本審査の違いを教えて!)
カードローンは、20歳以上で収入のある人であれば、利用できますが、他社からの借り入れがあったり、過去に延滞していたりすると審査には不利になります。(こちらもご参考に→ブラックでも借り入れできるカードローンってあるの?)
【参考ページはこちら】
銀行カードローンの中で審査が緩いのはどこ?
一般的に審査が厳しいと言われる銀行カードローンですが、銀行審査のコツを知っていると案外うまく対応することが可能です。しかし、それは銀行側に自分の信用力をアピールした結果であり、必ずしも審査がゆるいからではありません。とはいえ、銀行審査で不利になりがちな人でも、そのような対応をあえてしないにもかかわらず、銀行カードローンの審査を難なくクリアしていることがあります。どうしてでしょうか。(こちらもご参考に→借りやすいカードローンはどこか教えて!)
銀行は、取引が多かったり履歴の長い顧客を優遇する傾向があります。信販会社の審査より銀行の審査は厳しいと言われますが、信販会社と取引量の多い顧客はあまりいません。これに対し、銀行業務は貸付だけではなく預金なども含まれるため、例えば自分は派遣の仕事をしていても親がある程度の預金を持っていたり、自分が子供のころからその銀行で取引をずっとしていることがあります。
このような場合、取引履歴が長く、かつ親との取引が多いという事もあり、銀行側の対応は一見客とは雲泥の差です。この場合審査ゆるいのは、自分自身の信用ではなく親の七光り的な要素がありますが、このような要因でも銀行の審査態度は変わります。もちろん自分自身が長年取引をしていたり、給与振込口座を持っていたりクレジットカード取引を集めていたりとメインバンクとして使っていれば、それだけでも銀行の対応は違います。
銀行の審査は厳しいから最初からあきらめてしまう前に、自分自身が上客になる努力をしてみることは大切です。信販会社より融資条件はいいため、審査の壁をクリアすればかなり使い勝手はいいはずです。今まで自分のメインバンクを特に意識していなかったのであれば、自分が狙ったカードローンを提供している銀行をメインバンクにしてしまえばいいのです。
(⇒自分に合ったカードローン会社を探すコツ)
取引履歴を積み上げるためには時間がかかりますが、取引量を作るのは意外に簡単です。クレジットカードをその銀行発行の物に変えてしまったり、各種の引落をその銀行に変更することでも取引量拡大になるのです。