昔、事業に失敗して自己破産した経験があり、いわゆるブラックリストに載っています。借金とは無縁の暮らしをしていたのですが、急にまとまったお金が必要になり、なんとかしなければなりません。とは言え、貯金もなくお金を捻出することができず悩んでいます。
カードローンを利用できたらと思っているのですが、ブラックリストでも審査に通るカードローンはないでしょうか?審査に通った人はおられませんか?
中小のカードローン会社であればブラックリストでも借り入れができるところがありますよ。地方の小さい消費者金融なんかでもそうだと思います。大手消費者金融は今はほとんどがメガバンクのグループ会社でCMなども大々的に打っているので信用も顧客もありますが、中小の消費者金融や地方の消費者金融は顧客集めが大変なので比較的審査も通りやすくブラックリストや金融事故者でも借り入れがしやすいように間口を広げているようです。ちなみに私も自己破産しておりますが、楽天カードでクレジットカードを作ることができました。(こちらもご参考に→楽天銀行カードローンはブラックでも貸してもらえる?)
自己破産されたのはいつ頃のお話でしょうか。ブラックリストとは官報や金融機関が加盟している個人信用情報機関に自己破産者といて名前が載ることです。個人信用情報機関の情報は加盟する金融機関に共有されていて自己破産者ということがすぐにわかるので借り入れが厳しくなります。しかし、個人信用情報機関に載っている自己破産の情報は7年経つと抹消されるので抹消されると借り入れできるようになりますよ。
個人信用情報機関のブラックリストに登録されたとしても、カードローン審査に通過出来た人はいます。このカードローン審査では、金融機関からの借入で支払いが決められた期日に行われたという事実が重要になります。そして、万が一、返済期日に遅れてしまうと、この情報が掲載される仕組みになっているのです。
これは個人信用情報機関の記録には、異動と掲載されることになり、支払い期日から二ヶ月程度経過した場合に、この記載が登録されることになります。この記録が個人信用情報に載せられてしまう事でブラックリストに載ってしまい、カードローンの審査で問題となる要素になるのです。この情報が個人信用情報に掲載されてしまうと、カードローンだけではなく、あらゆる金融機関からの融資に影響を及ぼすことになります。そのため、金融機関からの融資に加え、クレジットカードなどの利用が制限される可能性ものあります。
カードローンを提供する業者をはじめ、クレジットカード会社や銀行は、融資を提供する際に審査の一環として、この個人信用情報を確認します。この情報登録は義務化されており、この情報の照会はカードローンの審査でも不可欠な要素なのです。
しかし、この登録をクリアーする方法があります。これは支払いを済ませ、借入を完済する事が条件となり、法律家の方に相談して、債務整理の手続きを行う事が必要になります。これらの手続きを行った上で、五年間が経過すれば、個人信用情報機関に掲載された表記が消えることになります。この手続きを終えて五年が過ぎると、個人信用情報機関の返済状況に記載されていた情報が消去され、これまではブラックの状態であった方でも、新たにカードローンの申し込みが出来るようになります。
そのため、これまでに金融機関とのトラブルがあり、カードローン審査に通過する事が難しかった方は、融資を完済し、弁護士の方を通じて債務整理の手続きを行う事が重要になるのです。
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カードローンを利用する前には審査基準もしっかりチェック!