私は２２歳の大学出たての会社員です。まだ社会の事は無知です。現在社内で新人研修をしていますが、先日お金を借りると言う話が有りました。人生では様々な場面でお金を借りる必要に迫られることが有ると言う話で、特に住宅ローンについての話だったのですが、その中でブラックと言うものが有ると言うことを聞きました。これに陥ると必要な時にローンを組めないので十分注意しろと言う話で、どういう時にブラックになるかという説明で凍り付いてしまいました。

自己破産だとかローンの滞納だとかの話のあと、電話代などの支払いが滞ってもブラックになると言う話でした。私は貧乏学生だったため、何度となく携帯電話を止められたことが有ります。要するに私は社会に出るときにはもうブラックだったのです。しかしそんなことでブラックになるとはちょっと納得できません。住宅ローンのような高額なものならともかく例えばカードローンのようにすぐに返済出来るようなものも本当に借りられないと言う事なのでしょうか。

ブラックと言うことになるとカードローンも借りられません

学生であっても世の中の基本的なことは知っておくべきです。特に最高学府の大学生だったのですから、ブラックくらいの知識は持っていてしかるべきです。たしかにブラックと言うことになると、あなたは現在カードローンを借りることはできないでしょう。暫くはお金を借りるようなことは考えないでおとなしくしていた方が良いのではないでしょうか。その間に世の中の仕組みをもっと勉強する良い機会だと捉えてはいかがでしょう。

ブラックと言うのはよく言われるように信用情報の中にあるブラックリストに名前が載った状態と言う訳ではなくて、この人はかつて支払いが滞ったことが有るよと言うような情報がその人の情報内に書かれていて金融機関はそれを見て貸さないと判断している状態です。したがってそれでも貸すよと言う金融機関が有ればローンの審査には通るでしょう。全ては金融機関の審査基準によって決まります。消費者金融の中にはブラックに対応している業者も存在してます。

さてではあなたは本当にブラックなのでしょうか。例えば携帯電話の場合電話が止められるのは支払いが一か月以上遅れた場合です。しかし携帯電話の料金支払いが遅れて実際に信用情報に記載が載るのは更に後で２か月から３か月経過してからになります。それまでの間に支払っていればブラックにはなりません。ですから止められたと言ってもブラックになっているかどうかは分かりません。もう一度思い返してみて自分が本当にブラックなのかどうか考えてみましょう。
（⇒もしかしたらブラックかも？カードローン審査には通れる？）

ではブラックだとして一生ブラックなのかと言うことになりますが、もちろんそんなことは有りません。自己破産のような重大なものは１０年ですが、支払いの遅れのようなものは記載されてから５年で削除されることになっています。したがってあなたが最後に支払いが遅れたのが２２歳の卒業ギリギリだったとしても２７歳の時点までにブラックではなくなります。長いと思うかもしれませんが、社会人の１年は年を追うごとに短くなっていきます。５年ぐらいはすぐですよ。

【参考ページはこちら】
ブラックだとカードローンで借り入れできないの？