ネットの噂でカードローンにもブラック時効があるように聞いているのですが、実際にはどのようになっているのでしょうか?
まず、ブラック時効の相場からとなりますが「4~10年ほど」となっています。スパンが広いように感じるかと思いますが、人によって多大な迷惑を与えてしまった場合には、ブラック時効については厳しい対応が取られますので、このようなスパンの広がりを見せていたりもします。次に、4~10年となっていますが、半永久的に時効にならない契約者もいます。
例えば、カードローン返済において自己破産してしまった契約者は、その際に自己破産申請としてリストアップした業者では、半永久的に借りられないようになります。こちらについては、業者側でもカードローン返済でトラブルを出したユーザーを保存し続けるので、業者そのものが経営不振などで倒産をしない限りはずっと借りられないと思っておいたほうがいいです。
それと、4年間でも時効になると前述しましたが、実際には4年以内もありえます。あくまでも相場では4年以上でブラック時効となるケースがあるだけです。こちらについては、カードローン返済において損害遅延金程度が発生していて、支払に時間がかかってしまっただけ・・・であれば、4年以内もありえると思っておいてください。また、業者においては簡単な損害遅延金発生レベルであっても、迷惑を被る事になったカードローン契約者として情報を保存します。
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ブラックでも利用できるカードローン、信頼しても大丈夫?
カードローンの支払いが滞り、延滞となった場合に所謂「カードローンブラックリスト入り」と呼ばれる状態になります。実際はブラックリストというものが存在するわけではなく、CIC・JICC等の信用情報機関に事故情報と呼ばれる延滞の情報が記載される状態のことを指し、新たにローンを組む、あるいはカード発行する際には各カード会社がこの信用情報機関の情報を参照し、総合して審査することになります。
信用情報機関に事故情報が一度でも記載されてしまうと永遠にローンが組めないのかというとそんなことはありません。カードローンブラックには時効があるのです。
この「カードローンブラック時効」となるのはいつからでしょうか。各機関により異なりますが、5年から10年で時効を迎えます。CIC・JICC共に、滞っていたローンが支払われ完済状態となってから5年でこの情報は消える仕組みとなっています。全国銀行協会と呼ばれる信用情報機関は10年と比較的長いですが、それでも10年後には消える仕組みとなっています。
この情報は各機関で閲覧することが出来ますので「自分がブラックリストに入っているかどうか」を確認する事が可能です。ですので、ある一定の期間を過ぎればカードローンホワイトとなりますので、新たにローンを組むことができるようになります。
しかし、ブラックリストには「信用情報機関に記載されるブラックリスト」の他に「社内ブラックリスト」と呼ばれるものがあり、延滞してしまった会社独自のブラックリストがあります。このブラックリストはほぼ永久に残るもので、これに載ってしまうと審査は厳しくなりますが「完全に不可能」というわけではありません。
もちろん、審査が通ったとしても限度額が低いなどの条件をつけられますので注意が必要です。どちらのブラックリストも、延滞しているローンが残っていますと時効にならないので、ローンが全て完済していることが次のローンを組むための第一条件となります。
(⇒ブラックでも安心して借りられるカードローンは存在するの?)