伊予銀行のカードローンを使っています。毎月利息分だけを自動引き落としするもので、随時の返済もできます。利用限度額は５０万円です。金利がけっこう高いので、なんとかならないかと悩んでいます。このカードローンの金利は固定だそうなので、なんともならないのかもしれませんが、なにか良い方法があれば教えてください。

伊予銀行には、もっと金利の低いカードローンもあります

毎月の定期返済のないタイプのカードローンは、伊予銀行のカードローンの中でも最も高い金利に設定されています。この金利は固定なので、このままでは低くすることはできません。でも伊予銀行では、他のカードローンも扱っていますので、それにすれば金利は低く出来ます。

毎月利息分の自動引き落としではなく、毎月１万円定額の自動引き落としのカードローンがあって、これにすれば、金利は１％ほど下がります。これも随時返済可能です。利用限度額も５０万円なので、今と変わりませんね。違うのは、毎月の自動引き落とし額だけです。今よりも多く引き落とされるわけですから、ちょっと大変にみえるかもしれませんが、もし必要であればその分借りなおせばよいので、たいした違いではないでしょう。

ただ、もし５５歳以上のかたであれば注意が必要です。『毎月利息分の自動引き落としタイプ』の場合は、２０歳以上６０歳未満であれば申込めるのですが、『毎月１万円定額の自動引き落としタイプ』の場合は、２０歳以上５５歳未満までしか申込むことができません。５５歳以上であれば、変更することはできないということです。

伊予銀行には、他のカードローンもあります。『利用残高に応じて自動引き落とし額が変わるタイプ』のカードローンです。利用残高が１０万円以下の場合では月々の返済が２０００円程度になることもあり、その点でも有利です。この『利用残高に応じて自動引き落とし額が変わるタイプ』では、利用限度額が複数設定されていて、利用限度額に応じて金利が変わります。

利用限度額が５０万円以下では、『毎月利息分の自動引き落としタイプ』の場合と同じかむしろ高い金利になってしまいますが、５０万円を超える限度額であれば、５％ほど金利が下がります。利用限度額が４００万円を超えれば更に５％ほど下がります。『毎月利息分の自動引き落としタイプ』にくらべて、１０％も低い低金利で借りることができます。問題は、利用限度額の高いカードローンの審査に通るかどうかです。

利用限度額が高くなればなるほど、ローン審査は厳しくなります。具体的には、審査に通るために必要とされる年収額が増えます。もちろんこの年収は安定したものでなくてはなりません。他の条件もからむので一概にはいえませんが、目安としていうのであれば、１００万円の利用限度額のカード審査では、３００万円程度の安定した年収が必要です。２００万円の利用限度額なら、６００万円の年収といったところでしょうか。

伊予銀行は銀行なので、消費者金融や信販系金融を対象とする総量規制の制限は受けませんが、とはいっても、年収の３分の１が利用限度額の上限だ、とみるのが良いです。ちなみに、総量規制は、改正貸金業法の中の規制で、年収の３分の１を超える貸出を、消費者金融や信販系金融に対して制限する法律です。伊予銀行は総量規制の制限を受けませんが、それでも、年収に応じて利用限度額を変えるというやり方は他の金融機関と同じです。

【参考ページはこちら】
銀行系カードローンと地方銀行カードローンはどういう関係？