友人から肥後銀行のカードローンをすすめられました。友人は実際に肥後銀行のカードを持っていて、金利が数パーセントで他よりも安いので良いということでした。他の金融機関でも、５％～１８％といったように金利を示していますが、実際には５％で貸してくれることはあまり無く、十数パーセントになるのが普通だそうです。

さっそく、インターネット上の肥後銀行のホームページから申込もうとしたのですが、そこの金利を見て、とりあえず申込みをやめました。そこの金利は十数％となっていて、友人のはなしと違いました。肥後銀行から数パーセントの金利でカードを作るためには、なにか他に条件があるのでしょうか。よくわかりません。肥後銀行のカードローンの金利について詳しく教えていただけないでしょうか。

肥後銀行の変動金利のカードローンなら数％で借りられます

肥後銀行のカードローンには、いくつも種類があって、それぞれに金利が違います。申込もうとしたのは、おそらく、ウェブ上で申込から契約まで行えるタイプのカードローンだったのではないかと思われます。これであれば、金利が１４％なので、それほど低い金利とはいえません。ご友人のカードローンは他の種類だったのではないでしょうか。

肥後銀行のカードローンの種類を数えてみると、６種類もありました。内４種類が固定金利のもので、これらはすべて十数パーセントの金利で安いとはいえません。ウェブ上で申込から契約まで行えるカードローンもこの固定金利のものです。

他２つのカードローンは、変動金利のもので、これらの金利は数パーセントとかなり低い金利になっています。ご友人のカードローンはこれだったのだと思われます。変動金利のカードローンにはふたつあるのですが、これは、肥後銀行の住宅ローンを利用しているかどうかで分けられています。

肥後銀行の住宅ローンを利用しているかたには、特別に安い金利のカードローンを用意しているのですね。住宅ローンを利用しているかたは、そうでないかたよりも、更に２％ほど安い金利のカードローンを利用できるのです。住宅ローンを利用していないかたでも充分安い金利ですが、もし、住宅ローンを利用されているかたであれば、このカードローンはベストではないでしょうか。

ただ、注意が必要です。これが変動金利だということです。変動金利については、申込む前に充分理解しておく必要があります。変動金利というのは、その名のとおり、金利が変わるということです。変わるタイミングは、４月と１０月です。

変動金利は、肥後銀行が、そのときの短期プライムレートを基準にして決めます。肥後銀行が決めるといいましたが、肥後銀行の裁量幅はあまりありませんので、短期プライムレートでほぼ自動的に決まると思ってよいでしょう。『短期』といのは１年以内の短期で貸し出す金利であることを示していて、『プライムレート』というのは、最優遇貸出金利のことで、銀行が企業に融資する際の最低金利です。

短期プライムレートは、日本銀行が設定する政策金利で決まってしまいます。つまり、肥後銀行の変動金利カードローンの金利は、日本銀行の政策によって、年２回変わるのです。日銀が金融緩和をしているときは、安い金利ですが、日銀が金融緩和を止めれば、徐々に上がってくるものだということは理解しておきましょう。

ただ、カードローンの場合は、変動金利が安いときだけ使って、高いときは使わないといったコントロールも可能ですから、とりあえずカードを作っておくのは良いことですね。

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自分に合ったカードローン会社を選ぶ方法を教えて！