30代のOLです。勤め先は、大手中古車販売会社です。これまで銀行のキャッシュカードの借り入れは何回かあります。借り入れ額は、1万円とか2万円くらいの小額でした。
が、今度大学時代の友人と2人でヨーロッパ旅行に行くので、少しまとまったお金を借りたいと思っています。そこで信販系のカードローンを利用するか銀行系カードローンで借りるかで迷っているんです…。
だから信販系カードローンについて教えて欲しいのです。よろしくお願いします。
わかりました。まずは信販系カードローンと銀行系カードローンの特徴等の観点から見ていきましょう。信販系カードローンの運営母体は、実はテレビCM等で知名度の高い、またあなたも利用しているであろうクレジットカード会社となっている場合が多いのです。
つまり、知名度の高い有名な会社が信販系カードローンと言って良いのです。それゆえ、利用する安心感と信頼感は銀行系カードローンと同じであると言ってよく、日常生活の中で無意識によく利用している会社でもあるのです。
その意味から言えば、銀行系カードローンよりも、実は身近な印象や身近な存在であると言ってもよいのです。もともと信販系カードローンの母体となる信販会社は、買い物でよく利用するクレジットカードで有名なのです。
そして、信販会社が独自にカードローン事業に乗り出したのが信販系カードローンと言うことになるのです。さらに、信販系カードローンは銀行系カードローンと比べて実に様々な種類や個性があると言って良いのです。
たとえば、金利面で見ても、某信販系カードローンの金利は年8.0%~18%となっているが、他の信販系カードローンの金利では年24.0%~28.0%になっているとのように、金利ひとつ取ってみても実に幅が広いのです。
加えて、50万円以下だと年15.6%~17.6%で、100万円以上だと年13.2%~14.4%といったように、借入額の大小によって金利幅を大きく変えてくるところが多いのも信販系カードローンの特徴のひとつと言って良いのです。
そのことから信販系カードローンの場合は、選択できる幅と余地が広いと言って良く、しっかり吟味して選んで利用すればメリットが得られ、銀行系カードローンよりも低金利で借りることも可能なんです。
加えて、信販系カードローンのメリットとしては、銀行系カードローンに比べて一様に審査基準が甘いと考えて良く、かつ消費者金融カードローン審査と比べても遜色を感じさせないほどの簡単な審査で短時間で即融資してくれるのです。(こちらもご参考に→審査の甘いカードローンランキングを教えて!)
ただし、信販系カードローンは総量規制の対象となるので、収入の3分の1までしか借りられません。一方、銀行系カードローンでは総量規制の対象外となるカードローンもあるので、そのようなカードローンの場合には収入の3分の1以上でも借りられます。
カードローンには主に消費者金融系・銀行系・信販系の三種類があり、それぞれに特徴やメリット・デメリットが異なります。そのため、目的に応じたものを選ぶことが、上手に利用する一番のコツだと言えます。ここでは、その中から信販系のカードローンに焦点をあてて、特徴や利点を学んでみましょう。(こちらもご参考に→信販会社のカードローンって大丈夫?)
信販系カードローンとは、一般的にクレジットカード会社が発行するローンのことを指します。クレジットカードを発行する際には、ショッピングの支払いに使用するショッピング枠と、お金を借りるために利用するキャッシング枠とが設けられます。カードが発行されると、キャッシング枠で設定された金額や金利でお金を借りることができるようになります。現金の引き出しは専用のATMやコンビニ・銀行のATMで行えるため、クレジットカードを所持しているだけで簡単にキャッシングできる仕組みになっているわけです。
ただし、消費者金融系と同様に、信販系のカードローンも年収の3分の1以上は借りられないという総量規制の対象とされています。そのため、まとまった金額を借りたい人にとっては利用しづらいという難点があります。また、総量規制は所持している全てのクレジットカードに対して一括で適用されるため、複数のクレジットカードを所持している場合は、それだけ一枚一枚のキャッシング枠が少なくなってしまうというデメリットもあるのです。
このような規制やデメリットがあることから、キャッシングを主な目的としてクレジットカードを利用している人は少数派だと言えますが、クレジットカードならではの強みを生かす方法もあります。例えば、海外旅行で手持ちの現金が足りなくなってしまった場合などには、クレジットカードのキャッシング機能を利用して現地の通貨を借りることができます。帰国後すぐに返済すれば金利の負担も最小限に抑えられるため、他のカードローンより金利が高いとしてもそこまで大きな借り入れになる心配がありません。
【参考ページはこちら】
信販系と銀行系、カードローンにはどんな違いがある?