30歳の妻子持ち会社員です。最近になってマイホームを建てるための資金調達について勉強し始めました。その中で、住宅ローンの審査にカードローンの利用残高があるだけでなく、契約自体が残っているのも心象を悪くする危険性があると知りました。
私は27歳くらいまで利用していたカードローンがあったのですが、結婚を機に完済して、その後は一切利用していません。ただ、その契約を解約してはいなかったので、今も契約継続になっているのではないかと不安になり、その調査方法を知りたくて質問させていただきました。信用情報で自分のカードローン契約状況を確認することは可能でしょうか?また、それはどこへ申込みをすればいいのでしょうか?ご指導よろしくお願いします。
個人信用情報の登録機関が日本に3つあることはご存知でしょうか。完璧に信用情報を把握したいのであれば、「KSC・CIC・JICC」のそれぞれに本人への情報開示請求手続きをして、それぞれが質問者さまの情報をどのように登録しているかを調べる必要があります。
本人開示請求は、各機関の公式サイトから手続きの方法を知ることが出来ます。ここでは長くなるので省略しますが、先に書いた略称でネット検索をすれば簡単に各機関のサイトに行くことができます。その中で個人情報の本人開示について郵送やネット申込みなどの方法が記載されていますので、手順に記されている書類を揃えて申請しましょう。
と、難しくなってしまいましたが、実際に手続きしてみると意外と簡単なので、肩の力を抜いて頑張ってください。
【参考ページはこちら】
カードローンの申込み方法についてもっと詳しく
カードローンの審査で重要なものが、個人信用情報機関に登録されている情報です。この個人信用情報機関という場所では、個人の金融機関からの借り入れの情報など、融資にまつわる情報を収集しています。カードローンの審査では、ここに登録されている情報の内容が重要になり、借入の審査の際の合否を左右するものとなります。
この個人信用情報機関の役割とは、金融機関が融資の際に個人情報を確認できるもので、新規での借り入れの申込みの際には、申込者の返済履歴が照会されます。ここで何らかの問題がある場合には、審査に影響する事になり、この登録状況が融資限度額などを決める要素ともなるのです。
この信用情報機関に照会する申込者の履歴としては、過去の返済における遅延や、借り入れ総額などです。これらの金融機関との関係性で問題がなければ、カードローンの審査は比較的容易に通過できるものです。しかし、過去に借入で延滞の履歴があり、数カ月単位での返済の遅れがあるようなケースでは、審査により長い時間が掛かり、審査基準が厳しくなる事もあります。(こちらもご参考にどうぞ→信用金庫のカードローン審査基準ってどうなってる?)
また、金融機関とのトラブルである自己破産や個人再生といった履歴が登録されている場合は、新規での融資が困難になります。しかし、これらの情報が登録されていなければ、実際の融資までの時間は短時間になり、指定した口座にお金を振り込んでもらうことも可能です。
そして、もう一つ個人信用情報で重要なポイントとしては、借り入れの申し込みの件数があります。これは直近数ヶ月の申込が複数回ある場合で、信用情報機関は申込履歴を一定期間保存していますので、貸し出しを行う業者はこの回数を照会することができます。そのため、短期間で複数回の申込をしている事が判明すると、審査に影響する事になり、通常は三件以上の申込があると審査に影響する要素となります。その為、予めこれらのポイントに注意しておく事で、より円滑にカードローンで融資を受ける事が出来るようになるのです。