UFJカードローンを利用しています。これは増額とかできるのでしょうか。私は30代。2回転職して、いまは契約社員で仕事をしています。増額するために外せないポイントとかありますか? いまからでも増額できるでしょうか?
東京三菱UFJ銀行のカードローンといえば「バンクイック」ですね。2007年からスタートしたこのカードローンはすでに7年もの歴史があるので、当初に申し込んだ人たちの多くは、その後、仕事内容が変わったり、年収が変わっている人も多いと思います。
大手の銀行によるローン商品であること。同行の口座がなくてもネットでも申し込めますし、急いでいるなら銀行の本・支店にあるテレビ窓口も利用できるなど、申し込みから利用までが短時間な点も人気の要素となっています。
以前に審査に通ったときの条件と、現状を比べてみてどうなのか。実はそこがけっこう難しい判断になります。もし、転職を繰り返しているうちに年収が下がっているなど、不利な条件が目につくようなら、いくらこれまでの実績はあったとしても、再審査に通らない可能性が出てきます。
基本的にはローンも商売なので、一度、設定した限度額をいきなり引き下げるといったことはあまりないはずです。よほど返済などで遅延を繰り返した場合など借りる人のルール違反が目立つようならローン枠の取り消しもあり得ることですが、通常に利用し、ちゃんと返済してきたお客様を「年収が下がったから、限度額も下げておきました」なんてことはなかなか言いにくいですよね。
だってローンは他行もやっていることで、「お宅がダメなら、別のところを利用しますよ」と言えちゃう状況です。銀行系がダメでも消費者金融やノンバンクもあるのです。選択肢はかなりあります。信用情報にキズがない人なら、なおさら別のローンを申し込みしやすいでしょう。
単純に言って、いま限度額50万円だとして、A銀行で100万円に増額するのもいいですが、B銀行に新規申し込みをしてもし100万円の限度額で審査に通るなら、今後はB銀行を利用すればよいわけです。または、合計すると150万円の枠を得たようなものです。
これはあくまで、借りる側の年収がそれに見合ったものであり、安定した収入を確保できていることが前提の話です。必要以上の限度額を設定するのは、あまりいいことではありません。多重債務への第一歩にもまりますから。
もし、このように次々と新規を繰り返していき、ある時、失業して収入が減ったのにめいっぱい借りてしまう人が現れないとも限りません。
銀行としてはこういうリスクは減らしたいと考えますから、たとえ収入を証明したとしてもめいっぱいの限度額をいきなり設定しないでしょう。
いずれにせよ増額ができるならした方がいいです。他行や他社に新規申し込みをするよりも多重債務になる危険性は低いですし、その増額が必要なものなら、便利に利用できると思います。
増額の審査では勤続年数、年収が重要な要素になります。続いて他行や他社の借入状況です。すでに複数のローンを利用していると不利になります。まずは増額に見合った年収であるかを確認してください。
金融機関からお金を借りたい時には、まずは申し込み手続きをしなければなりません。そして、審査結果を待つことになります。その審査にパスすればお金を借りることができますが、パスしなければ、残念ながら借りることはできません。それに、実際に幾らまで借りることができるのかも、審査結果次第ということになります。
たとえば、銀行に300万円の融資を申し込んだとします。しかし、審査の結果によっては、その半分の150万円の融資しか認めてもらえなかったということは現実的にあり得ることです。そう考えると、この場合においては、「半分だけ審査にパスした」と考えても差し支えはないでしょう。
ところでUFJカードローンの利用限度額は、最高で500万円までに設定されています。しかも500万円の借り入れをするなら金利はたったの4.6%(年利)ですので、ユーザーにとっては大変お得です。どうせUFJカードローンに申し込むのなら、500万円の枠で申し込んでおいたほうが後々便利だと言えます。
しかし実際は、500万円の枠でカードローンを申し込むということは、審査の難易度がそれなりに高くなることを覚悟しなければなりません。もちろん申し込む人の属性などにもよるのですが、500万円で申し込んでもそれより少ない利用枠しか認められない人は、少なくないと予想されます。
そんな時には、まずは手堅く100万円くらいの枠で申し込んで、その後、段階的に増額申請をする方法もあります。定期的にカードローンを利用して確かな実績を積んでゆけば、UFJカードローンの増額の審査にもパスしやすくなります。そうすれば、やがて最大の500万円の枠を認めてもらうことも十分に可能です。
この方法は、確かに時間はかかります。しかし、いきなり500万円枠で申し込んでも審査にパスするのが難しい人にとっては、確実性の高い方法です。銀行に対してコツコツと信用を積み上げていけば、やがていつの日か、本当に500万円のカードローンを使える日が来るに違いありません。