三井住友銀行カードローンに申込みをしようと思っていますが、同じグループのプロミスに借入があると不利になるのでしょうか。
銀行系カードローンの審査は通るのが難しいと言われていました。それに対して消費者金融が発行しているカードローンは審査に通りやすいと言われていたのです。しかし、昨今金融業界の再編成が進み、かつての状況は大きく変化しています。銀行系カードローンの審査に通ることが昔ほど難しいことではなくなってきたということが素晴らしいことですね。
各消費者金融業者はそれぞれに銀行系カードローンの保証会社として業務提携を結んでいます。ですから保証会社として参加している消費者金融業者との取引き履歴が銀行カードローンの申込みに強く影響している可能性があります。当然保証会社を受託している消費者金融業者と何かのトラブルがあれば、銀行カードローンの発行に際して思わしくない結果を招くリスクは充分に考えられるのです。
三井住友銀行カードローンの内容を確認すれば、銀行系カードローンらしく契約限度額800万円という大型ローンであり、利率は4.0%?14.5%とかなり低い水準に抑えられています。原則的にこれだけ良い条件であれば、申込み審査はかなり難しいものになります。しかし、申込み条件として提示されているものとして、年齢が20歳以上65歳以下、収入についても就業形態を問わない形で「原則安定した収入」とあるだけです。
このような有利なカードローンの申し込み条件として、今まででは考えられないくらい敷居が低くなっているのですが、この理由こそ、保証会社の保証による効果なのです。三井住友カードローンの保証会社は、SMBCコンシューマーファイナンス株式会社になっています。この会社は銀行ではなく、消費者金融なのです。つまり住友銀行カードローンの保証会社として審査しているのは、消費者金融業者だということになります。
事実として口コミを探してみると、三井住友銀行カードローンは比較的取得しやすい銀行系カードローンとして人気があります。銀行系カードローンの信頼性の高さ、豊かな資金力と消費者金融の営業ノウハウが良い結果を生み出した典型的な例だということができるでしょう。むしろはじめてカードローンをという人なら、このカードが良いとアドヴァイスをする人がいるくらいなのです。
プロミスのカードローンはスペックこそ三井住友カードローンに比べると若干不利になっていますが、短期の少額の利用であればほとんど差が出ないような設定になっています。プロミスの場合は担保・保証人は不要となっており、保証会社の記載はありません。消費者金融は別に保証会社を立てずに自社で判断して契約することがほとんどだからです。
では、三井住友銀行カードローンの保証会社はSMBCコンシューマーファイナンス株式会社であって、プロミスとは別の消費者金融だから、プロミスとの関係は問題ではないと言えそうです。しかし、ここで気を付けてよく調べて見れば、プロミスとはブランドの名称であって会社名はSMBCコンシューマーファイナンス株式会社なのです。つまり三井住友銀行カードローンの保証はプロミスがしているということになります。
それではプロミスからキャッシングしていれば、三井住友銀行カードローンの取得に不利になるかといえば、必ずしもそうは言えません。なぜなら、消費者金融業者は総量規制を超えた金額をキャッシングすることができませんが、銀行であれば可能だと言うことなのです。なので、プロミスからの借入が一概に不利になるとはいえず、プロミスとの取引履歴の状況が審査の時に参照されるという程度だと思われます。
三井住友銀行カードローンは、銀行カードローンだから総量規制は関係ありません。だからどこから借りてどれだけ借りていようが問題ないです。ゆえにプロミスに借りていても、関係なく貸してくれます。
そして三井住友銀行カードローンの本審査はSMBCコンシューマーファイナンス株式会社だから、プロミスと同じでプロミスの審査が通ったから、三井住友銀行カードローンの審査が通ると思うのは間違いです。同じSMBCコンシューマーファイナンス株式会社でも、プロミスは融資部の審査で三井住友銀行カードローンは保証部の審査になり、保証部の方が審査が厳しいです。
そしてプロミスを借りた後は、プロミスを借りる前に比べるとプロミス分借入額が増えている分、三井住友銀行カードローンの審査が通りにくくなっています。だから場合によってはプロミスでも審査に通らないかもしれません。ゆえにプロミスが通ったから大丈夫じゃなくて、プロミスから借りた分厳しくなったと思うべきです。
それで三井住友銀行カードローンの審査を通すなら、プロミスの借り入れを全額返して、プロミスを解約して借り入れに余裕を持たした方が審査が通りやすくなります。そして三井住友銀行カードローンが借りられてから、新たにプロミスに申し込めば両方のカードを持つことが出来るようになります。
普段から収入が有って、借り入れ額が少ないならば、プロミスを解約しなくても借りられますから、そういう人は普通に申し込んでも大丈夫です。そして三井住友銀行カードローンの方が金利が低いから、プロミスを完済して、三井住友銀行カードローンの増額を目指す方が金利負担が軽くなってお得です。
三井住友銀行カードローンプロミスに借入有りでも、三井住友銀行カードローンの審査は通ります。しかしプロミスの審査が通ったから、三井住友銀行カードローンの審査が通るというものではなく、通る通らないはその人次第なので、プロミスが通ったから大丈夫だと思わないことです。