10年以上、個人で事業をやっています。事業自体はものすごく儲かっているとまでは言えなくても、それなりに順調にやってきています。やってはいるのですが、今度、カードローンのカードを作ろうかと考えています。というのも、個人事業主はカードローンの審査に通るのが難しいと聞いたからです。いざ何かあった場合、自分の力だけで何とかするのは難しく、一時的な措置だとしてもすぐに借りられるカードローンを困っていない今、作っておいたほうがいいと思ったからです。

しかしながら、どこのカードローンに申し込むといいのかがわかりません。事業主が借りられるカードローンを探すのは難しいでしょうか？

一般カードローンと一緒に事業主専用カードローンがある！

個人事業主の方はカードローン審査に通るのは大変なのは本当の話です。なぜなら、個人で事業を行っている方の収入は安定しないと考えられているからです。さらに、個人事業主の方は会社と実生活が綿密な関係にあります。会社が傾けば、生活にも支障が出てしまうことはよくあるものです。そのため、“安定しない”という部分で審査が厳しくなってしまうのです。

しかし、安心して下さい。個人事業主だからといって絶対に落ちるかというとそういうわけではありません。一般の人だと50万円または100万円以内の借入の場合、収入証明書が不要の場合がありますが、個人事業主の方はどれだけの金額でも収入証明書が必要になります。また、事業計画書など、経営が順調であることを証明しなければいけなくなります。しかし、言い換えれば、それらが証明できれば、借りられる可能性があるということです。

さて、それでは、実際に通る可能性があるカードローンの探し方ですが、何のためにカードローンを利用するかによって異なってきます。というのも、一般的なカードローンやフリーキャッシングは事業資金として借入したお金を使用することができないからです。事業にも使う予定があるなら、そうした事業資金を除くと書かれているものは利用しないほうが良いでしょう。

銀行のカードローンは正直、審査が厳しいので事業主の方にはなかなか通りにくいものがあります。しかし、消費者金融なら一般のカードローンやフリーキャッシングでも個人事業主OKと謳っているところもあります。そして、何より銀行よりは審査が緩くなっています。また、消費者金融には、大抵のところで個人事業主専用カードローンがあります。これなら、事業にも生活にも利用ができるのが嬉しい特徴。

ただし、一般に比べ金利が高く、最高限度額も低く設定されているのも特徴です。大手消費者金融でも事業主専用カードローンはあるので、それほど探すのに苦労はしないと思います。一般との違いは消費者金融によって異なります。専用カードローンを見つけたら、一般と何が違うのかをしっかり把握することが大切です。また、専用カードローンだとしても、事業実態を証明する書類など、一般に比べて必要な書類は多くなるので、慌てないようにそちらも確認しましょう。

最後に余談ではありますが、申し込みをする際には、銀行から申し込みをしておくべきだという話もあります。なぜなら、申し込み履歴は履歴として残ります。後に銀行でローンを組みたいときに不利になる可能性があるからです。まずは、審査の厳しい銀行からはじめて、消費者金融へと移るのがいいと考えられています。

個人事業主だからといって何かが劣っているわけではありません。尻込みすることなく、書類を揃えて堂々と申し込みをしてくださいね。